落語や漫才などお笑い系の世界で、大いに受けるさまを「ドッカンドッカン」と表現するのをご存知の人も多いでしょう。
「ドッカンドッカン笑いを取る」
「ドッカンドッカン受けた」
などと使います。落語の本や落語家のインタビューなどでもよく出てきます。
5月17日道新ホールで開いた道新寄席「春風亭昇太独演会」も、まさにドッカンドッカン笑いの渦でした。
それにしても、なぜ「ドッカン」という言葉を使うのか。いろいろ調べましたが、よくわかりません。
昭和50年代の漫才ブームでのB&B(島田洋七、洋八)で、洋七が当時の客の反応をこのように表現していたという分析がネットに載っていました。
何となく大阪より西から出たような感じはしますね。
会場が一斉に笑いに包まれる。しかも、瞬間的に爆風のように、それも立て続けに次から次へと。これは客席でよりも舞台上の演者の方が身をもって感じるのかもしれません。
爆発音(擬音語)、とても大きい、とても重い(擬態語)―。そんなときに「ドカン」「ドカッと」「ドカドカ」という言葉を使います。
そのいずれでもない「ドッカンドッカン」。言われてみれば、爆笑に次ぐ爆笑を表現するのにぴったりの言葉のようです。
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