最初に買ったクルマは中古車。クルマは今も、中古で十分と思っています。


月に何度かは市内の古書店を回ります。ネットオークションに抵抗感はなく、たまにですが買い物をします。
ネットの中古CD販売サイトはなるべく欠かさずチェックすることにしていて、これはかなり頻繁に利用します。

というわけで、私は中古に抵抗感のない人間です。というより、中古大好き人間といってもいいくらいです。


特に趣味のCD。このごろはあまり興味をひく新譜が出ない。


それに比べれば、中古市場はまさに宝の山です。クラシック音楽に親しんでウン10年、さまざまな情報が頭に入っているはずなのに、「へぇ、こんなのがあったんだ」という珍盤に巡り合うことが今でもある。
LPレコードなら傷は致命的ですが、CDで鑑賞に耐えない中古盤に当たることは稀です。解説書などの書き込みは興ざめですが。

私どもが扱っている商品、チケットにもこのごろ中古品が出回ります。といっても、使用済みではなく、未使用品のいわゆる横流しです。



これは困る。



裏ルートでの高額チケットの横行は、ファンを公演から遠ざけることにつながる。巨費が闇の世界の資金源になる恐れもある。

業界団体の日本音楽制作者連盟などは、昨年からチケットの高額転売に反対するキャンペーンを行っています。有名アーティストが名前を連ねた新聞広告やポ スターを目にした人も多いことでしょう。

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古書や中古CDと同じで、「正規ルートでは手に入らないのだから仕方がない」と思う人もいるかもしれません。

何とかしなければならない。業界は、都合で公演に行けなくなった人のチケットの流通ルート整備を計画しています。新システムの登場に、私たちも注目しています。


写真はチケット高額転売に反対するポスター