コンビニで飲料を買うとしましょう。冷蔵ケースの前でお目当てのボトルを探します。

 それが奥の方や最下段に置かれていたら。手の届きやすいボトルで妥協する人もいるかもしれません。

 売れ行きにも影響する商品の並べ方。「フェイシング」というそうです。直訳すれば「顔(フェイス)見せ」でしょうか。

 どの店も、買いやすさを目指して、何をどこに並べるか知恵を絞っています。コーナーの配置が決まったら、今度はその中で各メーカーの陣取り合戦です。狭いところに多くのアイテムが並ぶコンビニの飲料ケースは、最大の激戦地だと聞いたことがあります。

 扉の開け口の前、腰から目の高さまでが特等席。力の弱いメーカーは、客の手の届きにくい奥の方に回されてしまうのだとか。

 それを知って店内をながめると、陳列棚はスポーツ大会の表彰台のようでもあります。

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 「モノ」ではなく「体験」を売るわたしども道新文化事業社では、道新プレイガイドのホームページも大切な陳列棚。競争関係にある商品を並べて選択してもらうわけではありませんが、選びやすいようにフェイシングを工夫しているつもりです。
 

お目当ての公演が決まっていれば、それほど広い棚ではないので、取り出しにくいということはないでしょう。

そうではなく「何か面白そうなイベントはないか」とふらりと来られた方にもアピールするものになっているか、自問します。
 

動画や大きな写真で紹介しているのはわたしたちのお薦め。まずは検討の対象にしていただきたい。

その他もとても便利な配列です、と言いたいところですが、自信はなかなか持てません。
 

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